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こちらのブログは18禁BLゲーム「鬼畜眼鏡」に関連したサイトの更新履歴を兼ねたブログになります。 BL、ホモ、男×男な表現が一杯入ってくると思いますので、迷い込んでいらした方は全力でUターン願います。
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クリスマスが終わるまでに書きあがりそうに無い。

突発的に浮かびすぎた・・・orz
当初クリスマスSSは書くつもり無かったんですが、素敵サイトさまが書かれるメガミドクリスマス小説にうっとり魅入るうち・・・・本ミドで書こうかなと思い立ってしまって。
普段不憫すぎる扱いを受けてる本多をクリスマスくらい幸せにしてやろうじゃないか!と一肌脱ぐ気になったのが今日未明
だって、聞いてください、24日は前二日の過労なのか頭痛と吐き気でほぼ一日動けなかったんですよ!頭痛でネタなんて考えられません・・・。休憩10分と食事休憩30分×二回以外ずーっと立ちっぱなしの仕事なんでもうくったくたで・・・・。
で、そんなこんなで未明に書き始め、二時ごろ寝て午前中はいろいろと用事を済ませ、午後からまた再開したんですが。

まだワードで4ページしか書けてない。

そして18時過ぎには友人宅へお呼ばれしてるんです。(※間もなく17時)
あとはエロだけなんですが。
そのエロが一番時間掛かるわけで!!
ということで要望があれば後日エロつけたしということで、とりあえず書けた所までブログに載せときます!!(逃走)

こんな駄目管理人で本当にごめんなさい・・・orz
以下本ミドクリスマスSSです。
拍手の返信は今夜遅くか明日に!



Santa Claus is coming to...



「はぁ・・・」

本多の遣る瀬無い溜息が華やかなイルミネーションと弾む音楽に華やぐ雑踏へ消えた。
クリスマスイヴの夜。
擦れ違う人は皆それぞれに幸せそうな表情で傍らに居る大切な人と語らったり、愛しい人の待つ場所へと急いだり。

そんな雰囲気の中で自分だけ休日出勤の上家で待つ人もいないとなれば、わが身の不幸を呪いたくもなるものだ。

しかも出勤の原因が他人のミスなら責任転嫁もできるのに、紛れも無い自分のミスで。
殆ど人のいない会社で1人寂しくミスの処理をして、誰も居ない家に1人寂しく帰る身だ。
一応恋人は居る。
一応、とつけなければならないのが寂しい。
いや、告白もして、受け入れてもらって、それなりのことはしてるのだ。
本多が誘えば一緒に居てくれるし、本多の求めにも応じてくれる。

本多が誘えば。
問題はそこだ。

御堂と付き合い始めて三ヶ月余り。
一度も向こうから誘いをかけてきたり求めてきたりしたことも無い。
それに思い返せば、好きだとも愛しているとも聞いたことが無い。
今日も一緒に過ごしたいと言ったのは本多だ。
誘いには「別に構わない」の一言が返ってきて、出勤しなければならないと電話で平謝りしたら「そうか」の一言。
これではどれほどポジティブな人間でも愛されているかどうか不安になろうというものだ。

「“そうか”の一言だけってひでぇよなぁ・・・。」

雑踏を抜け電車を降りて家までの道は人通りもまばらで、つい愚痴が口をついて出る。
言い方も、別に落胆したとかそんな感じは微塵もなくごく普通・・・強いて詳しく言うなら・・・・特に何の感情も篭もっていない声・・・。

「俺、愛されてねぇなぁ・・・」

自分の境遇に街の雰囲気が拍車をかけてどんどん思考が暗くなる。
今頃彼は特に何を思うでもなく自宅でいつも通りの休日の夜でも過ごしているんだろう。
とぼとぼと道を歩きながら御堂を思う。
最後に会ったのは金曜日、それも普通に仕事の用事で、事務的なやり取りをしただけだ。
恋人として過ごしたのは先々週の土曜日が最後だ。

肌を合わせたのはもっと前ではなかったか?

ただでさえ御堂は忙しい。
本多も仕事があるのだから当然、2人で過ごせる時間は限られてくる。
本多としてはその度ごとに御堂の身体も愛したいのだが、御堂がそれを許さないのだ。
一度強引に事を進めて二週間空気のように扱われて以来、御堂が嫌だといえばそれ以上無理強いはできないで居るし。
「あぁ・・・俺ってほんと、報われてねぇ・・・・。」
相手は七歳年上の、プライドも意地も標準を軽く越えた素直じゃない美人。
それなりに覚悟はしていたが、実際にこう素っ気無いとへこみもする。
結局本多は何度ついたか分からないほど溜息を繰り返し、我が家へと帰ってきた。
本当は電話越しでもいい、御堂の声を聞きたい所だが・・・こんな時間に電話しても開口一番「何の用だ」だろう。
ただでさえ幸せのストックが底を付きそうな現状でそんなことを言われたら本多の幸せ銀行は倒産確実だ。
これが恋人の居る男のクリスマスイヴだろうか・・・ともう一度溜息をついて本多はドアの鍵を回した。
外がこの寒さだ、まず暖房をつけねぇと、と考えながらドアをあける。

「・・・?」

部屋の中から、暖かい空気が滑り出してきた。
ハッとして顔を上げれば電気が煌々とついている。
(え、俺、暖房と電気つけっぱなしで出たか!?)
そう思って慌てて靴を脱いだとき、革靴が転がる音に、ドアの開く音が被った。
玄関から真っ直ぐ先の、リビングへ繋がるドアが開いたのだ。
ぎょっとして顔を上げるとそこに居たのは・・・不機嫌そうに眉を寄せて腕を組んだ、さっきまで延々と続いていた溜息の原因になっていた・・・本多の大切な人。

「遅い。全く、些細なミスの処理ごときに無駄な時間を浪費するからいつまでも梲(うだつ)が上がらないんだ。」

「み、どう・・・さん・・?」
中腰で左足の靴に指を突っ込んだまま本多が呆然と呟いた。
幻覚か?
いや、都合のいい幻覚ならもっと優しいことを言ってくれるはずだ。

クリスマスイヴに休日出勤で夜遅く疲れて帰ってきた恋人にこんなに容赦ない言葉の暴力を振るうってことは、本物だ。

「待ってて、くれたんすか・・・?」
心底ビックリしましたというのを絵に描いたような顔で聞く本多に御堂の眉間の皺がもう一段階深くなる。
顔立ちが整っているだけに怒った顔も怖いのだが、今日は何となく頬に朱が昇っているように見えて・・・。
「それ以外に見えるか。」
返事は相変わらず素直じゃないが、答えを聞いて本多の中の疑問と混乱が歓喜に染まった。
思わず駆け寄って思い切り御堂を抱きしめる。
「っ、いきなり何だっ離せ!」
普段ならここで言うとおりにするが、今日ばかりは離さない。

だって嬉しいのだ。

自分だけ一方的に気持ちを押し付けてるだけじゃないかと不安になるほど素っ気無い恋人が、それでも自分を想っていてくれているんだと実感できて。
嬉しいのだ。
いつ帰るか分からない自分を待っていてくれたことが。

「あぁ・・・やべぇ、俺・・すげぇ幸せ・・・・」

万感胸に迫る、といった声で本多は呟いた。
倒産寸前だった幸せ銀行も、この出来事一つで既に金庫不足状態だ。
自分より一回り細い御堂の身体を抱きしめて幸せに浸った。
休日でもふわりと香るいつものフレグランスに胸が満たされる。
腕の中にある体温の暖かさに体中、あったかくなる。
さっきまで世界中が自分を笑いものにしているような気がしていたが、今は世界のすべてが祝福の歌を合唱してくれているような気さえする。
「俺不安だったんすよ、予定作るのも求めんのもいっつも俺ばっかりで、もしかして俺が勝手に押し付けてるだけなんじゃないかって。でも御堂さんも俺のこと想っててくれたんすね・・・すげぇ嬉しい・・・」
逃れようとしていた御堂の動きが、この一言でハタと止まる。
本多が幸せの実感に浸っていると御堂がぽつりと言った。

「馬鹿か、君は」

と、冷たい声で一言。
本多の身体から一気に力が抜けた。

このタイミングで馬鹿って・・・涙出そうだ・・・・・。

「ここでそれはないっすよ・・・御堂さん・・・・・」
項垂れながら言う本多に更に追い討ちが掛かる。
ふん、と御堂が息をついた。
「馬鹿に馬鹿といって何が悪い。」
「・・・」
さすがの本多もこの一言にムッときた。
「あんたなぁ、」

どんだけ俺が不安だったかと続くはずだった、語調を荒げた本多の言葉は御堂に遮られた。


御堂の、唇に。


「っ・・・」
突然の口付けに本多の目が瞠られる。
視界一杯に映る御堂の顔に近すぎて焦点が合わない。
柔らかな感触に唇が食まれる。
何となく開けた歯列を割って舌がするりと滑りこんで、その感覚でやっと、口付けられているのだと実感がわいた。
わかっても、御堂の手が肩に乗せられるまで本多は何の反応も返せなかった。

何しろ初めてだったのだ、御堂からキスをされたのは。

「っ、ん・・・」
御堂の息遣いで漸く我に返る。
触れ合うだけならそのままで届く身長差も、深く合わせるとなるとそうも行かない。
本多が顔も傾けていないから、自然御堂は本多の肩に乗せた手へ力をこめて少し踵を浮かせながら深い口付けをしていた。
その体勢が急に逆転する。
「んんっ!?」
いままで何の反応も示さなかった本多がいきなり御堂の腰を抱き寄せ、開いた片手で御堂の頭を抱き、深いキスを仕掛け始めたのだ。
壁に押し付けられるようになった御堂に覆いかぶさるように本多のキスが深まる。
「ふ・・んっ、んぅ・・・ぁ、ふ・・・・」
突然攻勢に転じた本多の動きについていけず、御堂が顔を背けようとするがその動きも見透かされていて。
いつのまにか本多の肩に置かれていた御堂の手はぎゅっとそこを掴むようになって、ぴちゃぴちゃと漏れる水音に熱い吐息が混ざって行く。
暫く夢中で舌を絡ませあって、どちらともなく唇を離した。
ぐったりと本多の腕に身を委ねた御堂が息を弾ませながら潤んだ瞳で彼を見上げる。

「これ、で・・、私が、お前の誘いを・・・断らない、理由が・・わかった、か・・・?」

頬に昇った濃い朱色はきっと、キスの余韻だけじゃないだろう。
ちょっと睨むような目つきも可愛く見える。

もちろん、気位の高い恋人が言わんとしていることも。


「愛されてるんすね、俺。」


笑ってそういうと綺麗な藤色の瞳がついと横へそらされた。

「そう、だ。肝に銘じておけ。」

部屋に入るとソファの前のテーブルに軽めの食事とワイングラスが並べられていた。
どれも出来合いのものではないと一目で分かる。
御堂が作ってくれたものに違いなかった。

「すげ・・・・俺、こんなに幸せでいいのかな・・・」

思わずといったように呟く本多に御堂は苦笑した。
いつもいつも年下の相手の性格に甘えて受身で居た自覚はあった。
本多がそれを不安に思っていることも知っていた。
それでも中々自分から動くことはできなくて。
たまには素直になろうと思うのだけど、三十余年で染み付いてしまった性格は思うだけではどうにも覆せなかった。
クリスマスの予定も本多からの誘いを待っていただけだったのだが、それが休日出勤でキャンセルされて漸く御堂は動こうと決心がついたのだ。
いまなら何かできるかもしれない、と。

驚かれるだろうとは思っていたがここまで大仰に驚かれると、そこまで自分の態度は素っ気無かっただろうかと苦笑も零れる。

そう思っていると背後から本多が抱きしめてきた。
「食事も嬉しいんだけど、先に・・・いいすか?」
一度嫌だというのを組み敷かれて二週間無視して以来、いつも本多は事の前にこうして伺いを立てる。

三回に二回の割合で断るのだが、今日くらい、甘やかしてやってもいい。
まぁ、そうそうこういう事が続くと付け上がるからこの先暫くは応じないというオプションも必要だが。

答える代わりにもう一度キスをしてやった。


二回目のキスも御堂から貰い、幸せに眩暈を感じながら本多は夢中で口付けを深めた。



To be continued???

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プロフィール
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ちょろ
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女性
職業:
会社員
自己紹介:
某R氏から眼鏡を貰うまでも無くいつの間にか鬼畜が根付いていた腐れ女子です。
クールで誇り高い孤高の美人キャラ♂を見ると苛めたくなるアブナイ脳みそ在中。
只今鬼畜眼鏡の御堂さんにベタ惚れ中。四六時中脳内で啼かせております(危)
最近本城氏も熱いです。でも薬を抜いてから小説に出演してもらってますw
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